ギフターズの皆さん


MBA、マッキンゼーという私のキャリアから、意外といわれることもあるのですが、私は神社に行くことが大好き。 

 

関東なら、鹿島神宮、箱根神社、諏訪大社。

霊験あらたかなことで知られ、場としてのパワーに満ちています。

行く時には、お詣りするだけではなくて、ご祈祷を必ず受けます。精神が綺麗になると感じるし、内面からエネルギーがふつふつと、チャージされていることがわかります。 

場の力、人々の力によって磨かれてきた空間の力というのは、確かにあると思うのです。そこに神が宿ることも。 


そのスピリチュアルな効果は、また別の場所でお話するとして、敢えて左脳的なアプローチでお話してみたいと思います。 

お詣りする、祈るという行為は、おそらく、自分自身に「問いを立てる」ことだと思うのです。 

マッキンゼーはじめ、コンサルティングファームでは、よく「エレベーターピッチ」という言い方をします。 

これは、経営トップとエレベーターで一緒になった時、その数分間で、やりたいことを効果的に伝えることができるかどうか、ということです。

新規事業の提案、業務改革の提案、伝えたいことはいろいろあると思います。 

経営トップは当然、超多忙ですから、前提の共有やら市場分析やら、長々とした説明を聞いてくれる時間は、なかなかありません。 

そんな彼らを、数分間で魅了するためのメッセージを、どうしたら抽出できるか。

どうやったら、伝えられるか。

 実は、コンサルタントの力量は、そんなところにも表れます。 

そして、それは、自分自身の未来ビジョンについても、同じことだと思うのです。

「私は、どうなりたいのか」 

「いま、一番叶えたい願望は、何なのか」 

「この目的のために、なにができるのか」 


神社でもお寺でも、お詣りしてお祈りする時間は、30秒か1分間くらいでしょうか。

実は、この時間に、私たちは、自分自身に対して、強烈な問いを発しています。

それは、コミットメントと言い換えてもいいかもしれません。

何が、自分自身にとって一番大事なのか。自分自身に刻みつけているのです。 

言語化された願望は、とても強いものです。


もしも絵に描けるほど、その願望が強かったなら、あとはHow(どうやるのか)を考えればいいだけ。いとも簡単に実現することでしょう。 


あなたの願いは、クリスタルクリアに言語化できますか? 


30秒で誰かに伝えられるほど、研ぎ澄まされていますか? 


それでは、また!